2009年07月26日

猫カフェ開業・経営上の問題

■猫カフェ一覧修正-----------------------------------------
  東京都浅草: 浅草ねこ園 2009/08/08 OPEN予定
 新店情報。コメント情報ありがとうございます。
  栃木県宇都宮: Cat Cafe Felis 2009/08/11 OPEN予定
 サイトが出来たのでURL書き換え。
  岐阜県高山: ねこカフェ ダッツ 2009/01/07 OPEN
 【東日本】に分類してましたが、岐阜県は【中京圏】でした。
  神奈川県横浜: ねこっ茶 2009/07/13 OPEN
 店内写真をつけました。
  東京都八王子: 猫カフェ にゃんとも 2008/07/26 OPEN
 移転後写真にしました。
  東京都赤坂: Cat Cafe きまぐれねこ 2008/12/20 OPEN 2009/06/15 STOP(07/01RenewalOpen予定?)
 オーナーさんが交替するとの情報が出てたので、一旦リストから外します。
 店名変わったりするのかな…
 再開予定日は未定。遅れてるのはスタッフ不足が原因のようです。
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以前から、諸問題で開業が遅れてしまったという話を時々聞くので、今回のお題はコレ。
【猫カフェ開業・経営上の問題】。参考になればいいなと。


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■猫カフェ開業上の問題 第一【保健所】

保健所とは、食品衛生を管轄するお役所です。飲み物・食べ物を出すお店は、必ずココの許可をとらねばなりません。一般的なカフェ用設備の他、猫カフェ独自に課される要件は以下の通り。

・厨房エリアに猫を入れない構造
・猫用と人用であらゆるアイテムを分ける
・給仕後、飲食物に動物の毛が入らないような措置

ところが具体的にどうすればいい?となると、実は自治体ごとに、【これは駄目、あれはOK】という線引きが全然違います。従って、

 「駄目です。設備を作り直してください」
 「え?あのお店はこれで大丈夫なのに」

なんて事が起こりえます。具体例を出すと、

 町田市:猫の居るエリアと飲食スペースは同一でOK
 品川区:猫の居るエリアと飲食スペースは間仕切りで分けなさい

こんな感じです。
【厨房エリアに猫を入れない】といった要件も、

 ・天井まで届く間仕切りで区分けしないと駄目
 ・間仕切りは猫が突破できない高さならOK
 ・間仕切りは当然。でもドアに関しては簡易のものでOK
 ・カウンター程度の高さでOK

といった感じで、かなりバラつきがあります。

猫カフェ開業を考える際は、必ず所轄の保健所に相談しましょう。へたすると、内装工事一部作り直しなんて泣ける話になります。また、担当者さんの名刺もしっかり頂戴しておきましょう。前回の担当者さんはOKだったのに、今回の担当者さんは駄目って言った、なんて話も皆無ではないそうです。


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■猫カフェ開業上の問題 第二【動物取扱責任者】

猫カフェが即時開業できない最大のハードルがコレ。条件があるのです。

 ・動物を取り扱う店で半年以上勤務
 ・動物学校系を卒業
 ・愛玩動物飼養管理士などの資格所有者
 ※詳しくはこちら
  http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/douso/dt_gyou/youken/index.html

このいずれかをクリアした人を一人用意しないと、開店できません。適当にアルバイトさんを雇えばいいや、では済まないのです。自分が愛玩動物飼養管理士とかの資格を取得すればいいじゃないと思っても、これは何時でも試験してる訳ではなく、試験の定員が埋まってると半年くらいかかったりします。


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■猫カフェ開業上の問題 第三【物件所有者】

表面化した事はありませんが、【動物を扱う店の入居を嫌がるオーナー】は結構いまして、

 「あ、この物件いいな。借りれますか?」
 「猫カフェ?だめー」

というケースはよくあります。良い物件を見つけたら即借りれる、と思ったら意外に時間がかかった、なんてこともありますので、ご注意を。


以上三点。
これらはあくまで問題が起きやすい項目というだけで、以上三点をクリアすれば開店できるという訳ではありません。食品衛生責任者・防火管理者といった資格者が必要ですし、動物取扱業登録でもクリアすべき要件が提示されます。ただ、これらは比較的低いハードルなので割愛しました。


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猫カフェ経営上の問題については時間ないので、次回にでも。

ニックネーム ねこのみせオーナー。 at 21:48| Comment(2) | TrackBack(0) | 猫喫茶を作りたい方へ。 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月13日

全国猫カフェ統計 2009年上半期版(だいたい)

前回、「関西では新店情報ありません」と書いたのですが、水面下では猫カフェ出店の話が複数出ているようで。
今年も出店ラッシュかなあと思い、統計とってみました。

■開店数
 2004年 2店
 2005年 3店
 2006年 6店
 2007年 8店
 2008年 47店(1/1〜6/30まで16店)
 2009年 19店(1/1〜6/13まで)

去年より若干ハイペース。
やっぱり、出店ラッシュが続いてます。
今年は 大阪府尼崎: りる★あんじゅ さんや 東京都大塚: 東京キャットガーディアン さん(シェルター形式なので開店数からは除外)のように、動物愛護団体系の方も参入してきてますので、更に増加傾向に拍車がかかるかもしれません。


■開店数 地域別
 首都圏
  2005年 1店
  2006年 2店
  2007年 3店
  2008年 29店
  2009年 9店
 近畿圏
  2004年 2店
  2005年 2店
  2006年 2店
  2007年 3店
  2008年 4店
  2009年 2店
 中京圏
  2006年 1店
  2007年 1店
  2008年 2店
 東日本
  2008年 5店
  2009年 5店
 西日本
  2006年 1店
  2007年 1店
  2008年 7店
  2009年 3店

地域別で見ると、首都圏は相変わらず急増中。まったり安定増の近畿圏。意外や伸びてない中京圏。近年増加している東日本・西日本。


■一方、閉店数は
 2006年 2店
 2007年 0店
 2008年 3店(うち2店は店名変更)
 2009年 1店予定

まだまだ。


■と、数字だけ見れば成長産業なのですが
急成長した分野って、必ず急激に衰退するんですよね。


 「おお、こわいこわい」


で、気の利いた動画貼り付けようとニコニコ動画で検索したら、えらいやばいものが出たのでやめた。


■代わりに


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ちびちび写真貼っておきます。
 ※ぼたこは池袋行ったけど


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アポロバロンは、ドアマンやってます。

 「ここを通して欲しけりゃ、エサだしな」
ニックネーム ねこのみせオーナー。 at 17:11| Comment(2) | TrackBack(0) | 猫喫茶を作りたい方へ。 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月01日

出入り禁止

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少し前、同業の猫カフェ店長さん達と呑んだ時の事。


 「前から聞きたかったんですが、
   出入り禁止になったお客さんって、います?」

 「ああ、いますよ。どうにも対処のしようがなくて」
 「ウチも先日、初の出入り禁止が出ました」


んあー、やっぱいるんだ。
聞いてみると、あ、その人ウチに来たことあります。ウチもですよ。こんな方は?あ、その方もいらっしゃいました。説明しても、お願いしても、どうやっても他のお客さんに迷惑をかけてしまう方は仕方ないですよね、猫も可哀想ですからね。そんな流れで。


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ねこのみせでは出入り禁止にした事は無いのですが、他のお客さんから「あの方、出入り禁止にしないんですか?」と言われるケースは結構あります。古くは、そうですね、

 「こちらスネーク。大佐、白い三角地帯だ。これより撮影を開始する」

という方がいまして。どう見ても狙ってる。猫ではなく、人。
で、その方がターゲットにカメラを向けると、さりげなーく隠すような位置に移動したり、布を渡したり、気心知れてる方なら「いやー、猫カフェにローライズは厳しいでしょう」と微妙にストレートというかカーブ気味に言ったりと、逆恨みされないよう工夫してたら一ヶ月せずに姿を消されました。


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他にも困ったケースは色々ありまして。猫を蹴ったり拉致したり、スタッフブースや猫用設備に入り込んでは大声で論評とか。警備会社を巻き込んでの猫危害予告騒動とかもありましたし、年齢制限絡みのトラブルはもう両手で数えられないくらい。
とはいえ、なるべく出入り禁止にしないよう色々工夫したりしてたのですが、スタッフがお願いしても注意しても工夫しても駄目な場合、やっぱり【出入り禁止】という文字が出てきますよね。苦情を出してくるお客さんも片手じゃきかない数になってきましたし。


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という訳で、初のねこのみせ出入り禁止者が出そうで胃が痛いオーナーでしたが、これで終わると重苦しい話題になってしまうので、最後にちょっと和む部分を。様々なお店で様々な出入り禁止の理由がありますが、その事例を二つ。


 「おやじ、このラーメン、600円と書いてあるが、
  俺は300円の価値しか認めん。
  よって、300円しか払わん」

 「あのバイトの子、ボクを誘ってるに違いない。
  よし、今夜は終業後にサプライズ・エスコートだ!」
  −注:ストーカー−


あと、それはないよと思った一言。

 「申し訳ございません。小学生以下の方は入店をお断りしておりまして」
 「そうなんだ... でも、いいよね!」


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ニックネーム ねこのみせオーナー。 at 18:01| Comment(19) | TrackBack(0) | 猫喫茶を作りたい方へ。 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月20日

最近のメディア紹介傾向と。

溜まっていたメディア紹介履歴を更新しました。
【R25】さんでの紹介以来、本当に取材が増えまして。去年も同じ頃、取材が連発して大変だったなあとという記憶が。


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ただ、去年と違うのは【きゃりこ】さん・【curl up cafe】さんという新設カフェが出来てること。
もっぱらこちらのお店紹介がメインで、【ねこのみせ】はサブ扱いです。

これはウチが紹介されてた頃の老舗【猫の時間】さんと同じ扱いで、いやー、ウチもそういう立場になったかーと感慨深いものがあります。
経営者的にはそんなのんびりした事を言ってたら失格で、即座にトップランナーの座を奪い返すべくモリモリ攻勢に出るのが普通なのでしょうが、実はこの立場も存外良い事もあるのです。


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その筆頭は、猫のストレスが急増しないこと。急激にお客さんが増えると、猫がストレスを抱えます。特にメディアで紹介されると、「猫に相手してもらいに来る」というお客さんより「猫に相手させに来る」というお客さんが急増します。これが猫がスレる、対人恐怖症になる最大の原因です。このリスクが減るだけでも、充分なメリットです。というか充分以上、猫喫茶にとって最大のメリットではないでしょうか?

去年は紹介が増えるとモロにお客さんが増え、猫もストレスが急増して一時対人恐怖症に陥ったので秋以降取材お断りしてたのですが、今年はそんな気遣いも必要なく、基本的に全部受けれるようになりました。

猫喫茶はお客さんを増やしすぎても駄目、減らしすぎても駄目といった、非常に難しい舵取りを要求される店です。
これから猫喫茶を作りたいと考える方が急増するでしょうが、この点、知っておくといいかなと思って書いてみました。


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...と書いてて、毎度思うのが、同世代のサラリーマン。
受注業務が増えたからって一日15時間労働が当然なんて、働かせすぎですよね(勿論サービス残業)。猫喫茶並の労働条件を訴えては...意味ないか。


ああ、そうそう。
ディスカバリーチャンネルの放映日が決まりました。

こちらアニマルプラネット新聞社
10/10 20:00-20:30

です。

通販も9/15受付分まで発送しました。週末土日には届くと思います。あたるの白パスケースも完成しました。


そうそう、中野の【RIEN】さんが移転するそうです。
世間は動いてますね。
ニックネーム ねこのみせオーナー。 at 21:42| Comment(1) | TrackBack(1) | 猫喫茶を作りたい方へ。 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月13日

猫喫茶って、保健所に見つかったら終わりじゃない?

そんなツッコミ記事を良く見かけるようになりました。
これも【R25】効果でしょうか。
偉大なり【R25】。


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確かに、猫喫茶は保健所が駄目出ししそうな店ですよね。
私もそう思います。
だから日本では誰も猫喫茶作らないだろうと思い、台湾式ではない、日本版猫喫茶のシステムを捻り出したという過去が。


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それはさておき。
そう思った方のお一人が、実際に保健所に電話してみたそうです。
面白かったので、引用しますね。

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担当者さん曰く、

「飲食店に犬や猫を置いてはいけない、と保健所が通達したことは一度もありません。また、飲食店に、お客さんが犬や猫を連れて入ってはいけないと通達したこともありません。 今や、ペットは、ライフパートナーですからね。保健所がそんなことを言ったら、大変なことになります。ただ、『お客さんが犬や猫を連れてきてしまっては困る』と考えた飲食店や百貨店などが、断る理由として、「保健所から通達がありましたので」と言ったケースが多いんです。そこから、『店で犬や猫を飼うことの禁止、または、客の店内への持ち込み禁止=保健所の通達』ということになってしまったようです」

「とはいえ、飲食店で犬や猫を飼うのには規制があることは事実です。まず、ペットを絶対に調理場に入れてはいけない。これは大原則です。それから、調理担当者とペットを飼育する担当者は分けなければならない。仮に、調理担当者がペットに触った場合は、調理場に戻る時に、しっかりと手を洗い、服も着替えなければなりません。ですから、飲食店で動物を置く場合は、調理場と客席に仕切りがあることが望ましいのです」

「まぁ、珈琲を出すだけくらいの喫茶店ならね。あまり、問題視しませんが…(笑)」
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ユカイな担当者さんですね。
お役所っぽくなくて、いい方です。
ともあれ、ご参考になれば幸いです。


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仮に保健所さんが猫喫茶に査察に入っても、その場で即営業停止となる事はまずないそうです。不備・改善事項があれば指導し、直ればOK。実際、そういう形になった猫喫茶もあります。

なお、保健所分類では

 【喫茶店営業】:飲料だけを出す。調理設備無。
 【飲食店営業】:食べ物も出す。調理設備有。

の二種類があり、【飲食店営業】の方が条件が厳格。閉店した大阪【くるみの部屋】、そして現在営業中の名古屋【猫のまほう】がこれに当たります。上記担当者さんが指摘しているのはこちらですね。
【ねこのみせ】は、それより条件の緩い【喫茶店営業】です。

このあたり、もう少し知りたい方は以下のページをご覧になってください。


 ■保健所に呼ばれた。
 


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■付記

上記文を引用させていただいた方の日記には、

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確か、昭和40年代、飲食店にネコを置くのは、ご法度になったはず。
以来、飲食店にネコやワンコがいると、その店はすぐに保健所に通報されて、営業停止になる…という話をあちらこちらで聞いてきた。

理由は、衛生上、問題があるからということなんだけど、これ、その昔は、逆に、飲食店ではネコを飼うのは当たり前だったんですよね。

理由は、ネズミを退治してくれるから。

でも、昭和40年代以降、飲食店はネコを置けなくなった代わりに、ネズミやゴキブリが増えて、それを退治するのに薬を使ったりして
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とありまして。
それは知りませんでした。いや、勉強になります。
そういった面白い事が書いてある日記やブログがあったら教えてくださいね。

 ※引用許可ありがとうございました。


■一方、自宅では...





ちび達は、猫ハウスに移しました。
これで羊水まみれの毛布が洗える...





ちび達は、相も変わらずオッパイ争奪戦。
大人しかったミソ太郎も、元気全開。
次長劣勢です。
課長下敷。





寝姿。
こうして見るとハムスターみたいですね。

余談ですが、近所の東急ハンズ1Fペットコーナーがありまして。そこに色んなハムハムがいます。我々もよくハァハァしてます。ここでも浮気。


■一方、お店の方では--------------------





そうそう、梅と茶太狼の仲がほぼ修復しました。
ご覧の通り、近づいても喧嘩しなくなりました。
時折やらかしますが。





しかも最近、梅がえらい可愛いです。やたら甘えてきます。しかも身体が引き締まってきました。運動神経も良くなりました。
なんか雑誌の裏表紙にあるような開運グッズでも手に入れたのでしょうか。もしくはビリーズブートキャンプd





はにかみ屋のなったんは、土曜混雑タイムでも大疾走。


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いつも籠もっているポル吉も、ここ数日、店内を走り回る事が多くなりました。あたるが言うには、不機嫌そうな目ではなく、丸い目をしている事が多いので最近萌えるのだそうです。


昨年のお客さん急増時には、にゃんズがストレスから殆ど隠れてしまいましたが、今年はどうも問題ないようです。むしろ良い事の方が目立ちますね。
ニックネーム ねこのみせオーナー。 at 21:45| Comment(3) | TrackBack(0) | 猫喫茶を作りたい方へ。 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月19日

■将来、猫喫茶を作りたい。

というお客さんが結構来店されます。
特別な技術も要らず、初期費用も安く、注目度もあるし、ひとつ自分もやってみようと考えるのは自然なのですが...

広島ドッグパーク問題

こういう問題があるので、安易に「頑張ってくださいね」と言えないんですよね。
実際、台湾では猫喫茶3店が無くなってますし。

 店舗の3年生存率 :3割。
 会社の平均寿命  :昔30年。今10年。
 猫の平均寿命   :15〜20年。

こういう数字もあります。

ちなみに猫喫茶は儲かると考えてる方は多いようですが、【ねこのみせ】は二期連続赤字で、累積赤字300万累積債務約二千万と、普通なら潰れてもおかしくない数字を叩き出してます。

いや、他の店は違うでしょうという方は

ねこの部屋 あまえんぼう 9/21日記
http://amaenbou.a-thera.jp/article/470402.html

こちらをご覧になると良いでしょう。


あー、なんか夢の無い話になっちゃいましたね。
けど、夢だけじゃ現実やっていけませんからね。
たまには厳しい事も書かないとね。


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ねー、ポッキー。

ポッキーは明日いなくなる。
それもまた現実。
ニックネーム ねこのみせオーナー。 at 16:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 猫喫茶を作りたい方へ。 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月02日

【ねこのみせ】ができるまで 1。

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【うちの猫のキモチがわかる本11】に続き、
【ねこのきもち】5月号にも載りました。


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別紙ですが。


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ここでも店長デコフラッシュ。


...は置いといて。


やはり雑誌に紹介されると美化されますね。
「店長は無類の猫好き」とか。


何か誤解を招きそうなので、このあたりで一発、店長の猫履歴と【ねこのみせ】が出来るまでのアホな実情を不定期連載しようと思います。


■店長と猫。


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店長はペット興味無しの人間でした。

デジタルに育ったので、アナログな癒しは必要無し。
ましてや生き物なんてコントロールできないものを生活に組み込んだら大変じゃないかという、まぁドライというより乾燥しきった人間だった訳です。


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ところが3年前に付き合い始めた彼女、つまり、あたる星人は大の猫好きというか猫星人。
猫がいなければ生きていけません。

上京に伴い、溺愛していた実家の黒猫から離れて数ヶ月。
何時の頃からか、「猫」という単語が店長の耳に入るようになり、


 「猫いいよ〜」

  ↓

 「猫いいよね」

  ↓

 「猫見に行こう」


そして、「猫飼って」になるまで、さして時間はかからなかったように思います。
これが2年前。2004年。
その時の店長の答え。


 「ヤダ」


乾燥してますな。


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それでも「猫飼おうよー」「猫いいよー」「猫ほしい〜」と手を変え品を変え言葉を変え、五段活用のように言い続けるのが猫星人の猫星人たる所以。

それに対し、「ヤダ」「いらん」「不要」と拒否五段活用するのもまたデジタル乾燥星人たる所以。


こうなると根比べになる訳ですが。
先にグラついたのは店長の方でした。


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当時、パソコンを使って仕事をする方との付き合いが多かったのですが。
何故か、かなりの高確率で「猫が好き」の方が多かったのです。
しかも男女区別無し。

乾燥人間の私には、どこがいいのかサッパリ判りませんでしたが、少なくとも興味は湧きました。


 「なんでパソコン扱う人に猫好きが多いのだろう」


と。
ちょうどそこに知人から


 「猫喫茶って知ってます?
  台湾にあるんですが、猫がいっぱいいる天国みたいなトコなんですよ。
  今度の台湾旅行で一緒に行きませんか?」


とお誘いが。

渡りに舟。
興味半分で行く事に。


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入ったのは【猫花園】
台湾猫喫茶の草分け的存在です。
台北市郊外、閑静な住宅地の駅前にある、小綺麗な看板のお店でした。


入ると受付台に猫が。
うわ。
人形じゃなくて、本物の猫だよ。
動いてるよ。
って、犬もいるよ。

噛みつかれたり引っ掻かれたりしないかなーと、動物に不慣れなところをさらけ出しながら店内へ。案内された席に着くと、店内のあちこちを猫が巡回してます。


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台湾の猫喫茶は、通常の喫茶店に猫が放し飼いになっているスタイル。
指定の席に座ってお茶を飲みながら猫のいる空間を楽しみ、たまに席近くに来る猫に触れたらラッキー、というお店でした。
【ねこのみせ】と違って席からの移動は殆ど出来ず、猫と遊ぶ事もまず出来ません。

それでも、猫がいるだけで通常の喫茶店と雰囲気が全然違います。
なんというか、気が抜けるというか和むのです。


 「あー、これはいいわ」


と思いながら二時間のんびりした後、店を出ました。
その印象は強烈で、翌日、夜市を歩いた帰りに


 「もう一回行こう。24時までやってるし」


と、同行していたあたるに声をかけたのです。
ところが、店があるMRT芝山駅でホームに降りると。


 「灯りが消えてる」


お休みでした。


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翌日は帰国。
翌日の開店時間12時には空港に着いてなければならないため、今回の旅行ではもう行く機会はありません。

仕方なくホームのベンチで電車を待ちながら、次は一年後くらいかなーと考えてると


 『いや、一年は長すぎる。半年。
  っつーか、誰か日本に猫喫茶作ってくんないかな。
  でも保健所の問題があるから誰もやんないだろーな。
  でもでも、自分のように猫喫茶欲しいという人は絶対いる。
  保健所が駄目なら保健所に通るような店にすればいい。
  誰も作らないなら、自分が作ろう!』


という訳で。
その場で、あたるさんに宣言。


 「帰ったら猫喫茶作るぞ!」
 「マジデ??[( ゚д゚ )] !!」

 「マジ」
 「大丈夫?気は確か?」
 「大丈夫大丈夫。そうと決まったら、さっさと帰ろうぜー。
  っつーか電車来ないね」


バシャッ!!


 −消灯−


終電終わってました。



なんてアホなオチが付いたところで第一回終わり。




■本日の風景


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並んで外を見る3匹。


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関取と一般人。


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中央のにしんですら、厚みでは白玉に敵わない。



■お土産動画 (3日後くらいに消します


 http://himitu.ddo.jp/nekonomise/2006_04020014.lzh

 ・更にクイックに。
  運動性能の上がった量産型ちびーズ。
ニックネーム ねこのみせオーナー。 at 17:38| Comment(1) | TrackBack(1) | 猫喫茶を作りたい方へ。 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月20日

保健所と猫喫茶。

匿名で保健所に電話があったとの事で。
保健所に呼び出しを食らって行って参りました。

おお、告発か、と思ったら、電話の内容は


 「町田駅前にある【ねこのみせ】みたいな店を作りたいんですが
  保険衛生面はどうすればいいんでしょう?」


だそーで...。
そういえば店でもよく


 「保健所関係はどうされたんですか?」


と聞かれますし、ちょうど良い機会なので今回は猫喫茶最大の障壁、というかナゾ、保健所問題を、チョフ殿下のセクシーショットを交えながらレポートいたします。


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大雑把に言うと、【ねこのみせ】と同じ形態にするなら


 ・厨房エリアには猫が入れないようにする事


これが重要となります。
あとは他の喫茶店と同じ設備があれば問題ありません。


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【ねこのみせ】の場合は、見ての通り壁で間仕切りを作っており、これがベストだそうです。金かかりましたけど。
カウンターで仕切るという手もありますが、猫がジャンプして入れる高さですので難色を示されるかもしれません。


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ちなみに、飲食関係は「無料お茶サービス」だけにするなら保健所さんに申請する必要は無いようです。
マッサージ屋さんが施術後にお茶をサービスする、といったものと同じで、その程度であれば目くじらは立てない模様。有料になると話は別ですけどね。


厄介なのは食べ物を出す場合。
この場合は【喫茶店営業】より厳格な【飲食店営業】の許可を取らなければなりません。給湯設備は要りますし、食べ物の衛生管理は飲料の比ではありません。
猫喫茶にとって真にハードルが高いのは、この【飲食店営業】です。


なので。
【ねこのみせ】は食事サービスを削りました。
チキンとお呼び下さい。


なお、【喫茶店営業】や【飲食店営業】に必要な設備は、保健所に案内が置いてあります。


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町田市に置いてるのはコレ。


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とても判りやすいです。


ちなみにこの案内は自治体ごとに違います。
細部の解釈運用も違います。

なので、東京町田市ではOKだったのに、別の街だと駄目だった、なんて事もあります。お気を付けください。極端なケースでは

 「ジュースに猫の毛が入ったら駄目」

なんてご無体な要求を突きつけられる事もありえると建築士さんに言われました。町田市はそんな事ないようですが。
ともあれ、最後はやはり保健所に相談するのが一番です。


とか言いつつ、私は相談してなかったですけどね。
店舗プロデューサーさんと建築士さんに保健所関係も全部お任せしたので。
不精者とか言っちゃいけません。
難しい問題はプロに任せる、それが一番です。

さっきと言ってる事が違いますが、一番にこだわらないのが私、ねこのみせ店長であります。


■お土産動画 (3日後くらいに消します


 http://himitu.ddo.jp/nekonomise/2006_03200018.lzh

 今回は一本だけ。
 毎日複数だと飽きちゃうでしょうから。

 お題は、猫用マッサージ機。
 揺れてます。
 っつーか、揺らしてます。
ニックネーム ねこのみせオーナー。 at 20:25| Comment(1) | TrackBack(2) | 猫喫茶を作りたい方へ。 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月09日

メイド喫茶・執事喫茶・猫喫茶。

コンバンワ。店長です。
昨日、町田の目抜き通りを歩いていたら、メイドさんがビラ配ってました。

メイド喫茶が町田にも出来たようで。


3/24には池袋に執事喫茶も出来ますし、編み物が出来るニットカフェ、本好きのためのブックカフェなど、カフェも多種多様に進化しています。


猫喫茶も、これから多様な進化を遂げていくのでしょう。
という訳で猫喫茶の進化型を書いてみようと思います。
最近、

 「猫喫茶、自分もやってみたい」

という方が多いので、ご参考になれば幸いです。

うん、
難しい話になりそうなので、なごむの置いときますか。


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よし、なごんだ。
じゃ、講義いきます。


まず、猫喫茶は大雑把に分けると

 ■A.喫茶店形式
 ■B.テーマパーク形式

の二種類に大別できると思います。
「喫茶なのにテーマパーク?」と思われる方が多いかもしれません。ですが、「猫喫茶」は「喫茶機能」を求められないタイプがあります。

【ねこのみせ】は、その典型です。
「お茶はいらないから猫」「猫分を補充しに来ました」といった方は多くても、「お茶が飲みたくて」「買い物に疲れたから休憩」といった方は殆どいません。
「喫茶」の看板は付けてても、実態はディズニーランドに行くような感覚の方が多いのです。

とはいえ、A.喫茶店形式が無い訳ではありません。
台湾の猫喫茶が典型です。こちらは通常の喫茶店に多数の猫がいるという形式。

現状の日本猫喫茶に足りないのはこの形式の店です。
保健衛生の面でハードルが高く、保健所の許可を得るのも大変ですが、ドッグカフェや【Die Katze】さんといった例もありますから不可能ではありません。このタイプの店舗需要がそのうち出てくると思います。


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 Zzz...


次に

 ■1.個人経営志向
 ■2.会社経営志向

といった区分ができます。

個人経営志向は顧客要望より経営者の独断を重視することから個性的・先進的な店を作りやすく、ツボにはまったら強いのですが、洗練度は低く、資金力も長期的な経営安定度にも欠けます。
しかしながら資金面技術面でのハードルが低い事から、このタイプの店は急増することでしょう。


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 Zzz...

これに対し、会社経営志向は個性的な店こそ作りにくいものの、洗練され、広範な層に支持されやすい店が作れます。
おそらく、複合カフェに猫喫茶の機能を付加した店が出てくるでしょう。実際、そういった店舗を作らないかと有力なチェーンに提案しようと思ってます。


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 殿下...。

私の講義は退屈らしいので、この辺で終わりにいたします...(涙


ただ、実際に猫喫茶を作る前に一点、

 「猫は生き物である」

これだけはしっかり考えてくださいね。
端的に言えば


 「人間は解雇できるが、猫は解雇できない」


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 『じいの話は、あと一言が長いんだから...』


なにしろ、以下のデータがありまして、


 店舗の3年生存率 :3割。
 会社の平均寿命  :昔30年。今10年。
 猫の平均寿命   :15〜20年。


であるからに、うんたらかんたら...。



■お土産動画 (3日後くらいに消します


 http://himitu.ddo.jp/nekonomise/2006_03080013.lzh

 今日のちびーズ4本セット。
 ゴミ箱転落猫のその後や、ちび猫と遊ぶ法など。
ニックネーム ねこのみせオーナー。 at 21:51| Comment(3) | TrackBack(0) | 猫喫茶を作りたい方へ。 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする