2006年11月28日

■猫05:小梅

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■猫05:小梅

薄幸猫。
不器用ゆえ、なかなか幸せになれない。

愛称、梅・うめにゃん・ウメゴニアス


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■出身と来歴

神奈川県秦野出身。
生後一ヶ月半頃、衰弱気味で彷徨っているところを親切な2ちゃんねらー氏に拾われ、里親捜しを兼ねて【ねこのみせ】に引き取られる。
推定2005/5/31生まれ。
女の子。


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■性格


過酷な野良生活が影響しているらしく、かなり影のある性格。

臆病なので目立たないが、実はかなりのワガママ。
独占欲が強く、感情の起伏が激しい。
といっても【ねこのみせ】では環境がそれを許さないので、気に入ったお客さんの膝の上にそっと乗ったり、オーナー&あたるに軽く甘えるくらいで止まり、ある意味奥ゆかしい猫になっている。

小梅そっくりの子供達は、里親さん宅で上記の性格を爆発させている模様。


好きなオモチャはキラキラモール。


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■特徴

額に【1】の模様。

茶太狼と似ているが、色は薄く、顔が少し間延びしている。
所謂サビ猫。
サビ猫は心無い人から「雑巾猫」と言われる不人気柄で、客商売なのに不美人を入れるなとか、もしくは代わりに美猫を増やせとの声もあったが、猫の魅力は外見だけじゃないと思ったので黙殺。

かなり鈍くさく、脚を踏み外して落ちたり、喧嘩に負けて生傷を作ったりしている。


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■対猫対人関係

殆どの猫と対立関係。
機嫌が悪かったり不安だったりすると誰にでも威嚇するので、他の猫からすればムカつくのだろう。
脳天気なポッキーやシェーブルすら小梅に殴りかかるので、相当。

例外はチョフ。悠然として、全然応じない。
また、妹:小夏も喧嘩はするがすぐ元通りになる。

が、それ以外の猫と駄目。
特に茶太狼との仲は最悪。
にしん&白玉とも喧嘩が多い。
ヴィクトリカに至っては、毛をむしられる程。


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■エピソード


・保護された時から警戒心が強く、他の猫への威嚇が激しかった。保護した方も、自宅の先住猫への威嚇が止まらず、困ったという。

・ちなみに保護理由は「3日ほど前から近所に姿を現すようになったが、母猫が見あたらない上、野良猫虐待している人が近くに住んでおり、放置できなかった」との事。

・しかし先住猫への威嚇が激しく、飼うのは無理と判断したところに2ちゃんねるで【ねこのみせ】の存在を知り、連絡した由。

・【ねこのみせ】来店直後も威嚇が激しく、特に心配して様子を見に来た白玉をケージ越しに叩いた事もあった。

・一週間後、ケージから出すと早速白玉を攻撃した。一発シメて猫序列を上げるためだったらしい。この時も白玉は応戦せず、茶太狼&ヴィクトリカの仲裁で収まった。以後、暫く平和な日々が続く。

・避妊手術3日前の明け方、初めての発情。と同時にヴィクトリカに襲われた。店に泊まり込んでいたあたるが跳ね起きて隔離するものの、一撃で妊娠。避妊手術適齢下限の生後6ヶ月に満たず、母親になった。

・産まれた子供5匹全員が同じ柄だったので、誰が長子か判らなくなった。一週間経過しても区別が付かなかったので、通称【量産型ちびーズ】と呼ばれる事に。

・あたるがそっと取り上げて仔猫の顔を見てると、寝床から出てきた小梅が仔猫を奪い取っていった。ちなみに茶太狼や姫は子供を手にとっても、近くで様子を見たりフンフンするだけだった。仔猫への警戒心が強いらしい。

・その割には、妹の小夏に子育ての殆どを任せていた。生後一ヶ月を過ぎると、子供の世話はオッパイだけに近い状態に。このエピソードはTV【ぽちタマ】で放映されたので有名。

・小梅の子供達は人気が高く、里親募集してないのに里子に欲しいという方の直訴が7人にも達した。ちなみに茶太狼とシャルロッテの子は合計3人。その高い人気が窺える。

・小梅の子供達は予定外の出産だった事もあり、毎週のように仔猫の顔を見に来る里親希望さんが5人もいたので、全員里子に出す事にした。ちなみに2006年11月現在、全員が里親さん宅でお姫様っぷりを発揮している。

・しかし子供が里子に出て暫くすると、小梅の様子がおかしくなった。各所に粗相し、茶太狼&シャルロッテに喧嘩を売るように。

・子供がいなくて寂しいのかと思ったら、毎週のように里親さんに連れられて遊びにくる子供達には余り見向きしない。

・一匹だけとはいえ子供が残った茶太狼&シャルロッテへの嫉妬かと思えば、シャルロッテへの威嚇が止まる。代わって茶太狼への攻撃が激しくなる。

・夫ヴィクトリカの正妻:茶太狼への嫉妬かと思って、茶太狼を一ヶ月ほど自宅に引き離したが、効果無し。入れ替わりに小梅を一ヶ月ほど自宅に置いたが、それも効果無し。

・それどころか、自宅から戻って来た小梅は他の猫全員に対して威嚇するようになった。自宅で可愛がったら自分が一番と調子に乗ったらしい。威嚇しても、飼い主に泣きつけば保護してくれる上に、追ってきた猫を叱ってくれるというのを期待した模様。人間の子供でもよくある事らしい。

・結局、自分が火種を蒔いた場合は助けてくれないと悟ってから大人しくなった。が、ちょうど他の猫の堪忍袋の緒が切れた時期だったらしい。茶太狼・ヴィクトリカ・にしんに加え、白玉まで攻撃するようになった。妹:小夏も意味無く威嚇されるのにウンザリしたのか、姉を叩く事も。仲裁していたポルテにすら、不機嫌の余りシャーと威嚇してからは放置されるようになった。脳天気なシェーブル・ポッキーすら梅を叩くようになり、四面楚歌状態に。

・2006年11月現在では、小夏が姉をたしなめながらも許し、激烈に攻撃していたにしんがおなか見せて怖くないよ遊ぼうよと誘ったりと関係改善の兆しが見えるが、この動きをとまどいながらも無視したり、やりすぎたかなと近寄ってフンフンするボス猫:茶太狼に「なにするのよ!」とばかりに威嚇するなど、小梅サイドの対応がまずいため、いまひとつ元に戻らない。

・ちなみに粗相は収まっている。本棚最上段という安全地帯を見つけた。


==注釈===

ここまで読むと小梅が嫌な猫に見えるかもしれませんが、彼女にも事情があるのです。以下、推測ではありますが補足説明。

・妹:小夏と二人だけで野良猫行動していたという事は、母猫にはぐれたか、飼い猫だったのが捨てられたかのいずれか。保護された方は「人慣れしていたので、捨てられた飼い猫だったのでは」と仰っていたが、いずれにせよ安心できる環境から一転して寝る場所もご飯もない、雨風すらしのげない過酷な環境に放り出された訳で、次の瞬間どうなってるか判らないという不安がずっと残っても仕方ない。当時生後一ヶ月半。人間で換算すると僅か3歳である。トラウマになるなというのが無理な話。しかもこの後、トラウマを誘発させる出来事が何度か起きた。

・まず入店3ヶ月後、大人になったヴィクトリカに襲われた件。普段が穏和なヴィクトリカだけに余計恐怖を憶えたらしい。その後、のしかかられると猛烈に嫌がった。

ちなみに白玉・にしん姉弟もヴィクトリカに襲われ、ガタガタ震えたりオシッコ漏らすほど怖がったが、それほど深刻な事態にならなかった。シャルロッテ・茶太狼は本気で反撃して切り抜けた。なお、ポルテは対象外だったらしく、ヴィクトリカに襲われなかった。本人は襲って欲しかった模様。

・そしてそのヴィクトリカに襲われて儲けた子供が、全員里子に出ていなくなった件。一ヶ月ほど前から子育てを妹:小夏に任せて遊んでいたが、いなくなって初めて判ったらしい。子供達は以後も毎週遊びに来ていたが、子育てさぼっていたのが仇となり、子供に相手にされなかった。一ヶ月前には鬱陶しいほどに集まってきた子供達が逃げるという状況変化にショックを受けたようだった。

・更にはTV紹介でお客さんの数が急増。猫好き以外のお客さんも増え、中には猫を蹴るお客さんも現れたらしく、店内環境が激変した。小梅のみならず全ての猫にストレスによる影響が出た為、即座に年齢制限・取材制限をかけ、レイアウト変更工事も即時手配したものの、猫たちが元に戻るのに3ヶ月かかった。しかし変化に弱い小梅は、いまだ明日にも環境が激変するのではないかと不安なのかもしれない。

==注釈===


・警戒心は強いが、結構抜けたところがある。寝てたら目の前で茶太狼がフンフンしていて、飛び起きた事も。

・威嚇はしても手を出すのは稀。威嚇後は逃げる。手を出す時は、逃げられない時。小さい頃は白玉を叩いていたが、以後は皆無。

・逃げるのは下手。本棚最上段かソファ下の安全地帯に逃げ込めれば良いが、それ以外の場所はまず捕まる。

・追い詰められると、恐怖のあまり失禁する。白玉にしんは小さい方だが、梅は大きい方。

・喧嘩は極めて弱い。威嚇で怒った相手と喧嘩するので喧嘩歴はダントツに多いのだが、ほぼ全敗している。現在ではポッキーにも負ける。

・ヴィクトリカには毎晩追いかけられた時期があった。特に夜間襲われるらしく、一時期、店に来ると毎日梅の毛が散乱していた。ヴィクトリカの口に梅毛がついてた事も。これは本棚最上段を安全地帯として確保する事によって解消した。

・安全地帯や自分だけの場所を作る事にこだわる。特に自分の居場所を見つけきれない時は、各所にオシッコして匂いをつける。ラグマット・絨毯・毛布・フトン・服・タオル等々。店では本棚最上段に安全地帯を作ってから粗相は無くなった。

・5匹の子供は、見た目も性格も全員小梅そっくり。里親さん宅で、甘えて困らせて、ワガママ姫っぷりを全解放している模様。同様の事は自宅隔離中の小梅にも起こっており、こちらが小梅の真の姿と思われる。

・子供達は里子に出た後も頻繁に【ねこのみせ】に来ている。が、小梅が近づくと威嚇するわ手をだすわで、他の子−茶太狼など−より反抗する。茶太狼への反発心はこのあたりにもあるかもしれない。ちなみに反抗されるとスゴスゴ去っていたが、最近は距離の取り方が判ってきたのか、喧嘩にならない程度の付き合いができている。子育て放棄した母親と、反発する娘の関係修復劇を見るようでほほえましい。

・避妊手術した時、「内臓脂肪つきすぎですね」と言われた。


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■入店の経緯


オープン三週間後の7月半ば。
お客さんが10人前後いると猫4匹だけじゃ少ないなあと思い、2匹増やそうとシャルロッテ・ポルテの加入手続きを進めていたところ、一通のメールが。


 「突然で申し訳ないのですが、そちら様では猫を増やすご予定など
  おありでしょうか?
  といいますのも、本日、近所で子ネコを2匹保護しまして・・・」


むー。
タッチの差だったかなあ。あと二週間早ければちょうど良かったんだけど。

とは思ったものの、当時のメンバーはヴィクトリカ以外全員野良出身。
その縁もあって、自分たちも将来的に野良猫保護活動の手助けが出来ればと考えていた
しかも、お客さんから不要になったケージも貰っていた時でもあったので


 「これも縁かな。更に追加で2匹増えてもいいっしょ」


と、引き取る事に。
【ねこのみせ】で一時預かりと里親捜しを開始した。
が、結局、里親希望者は現れず、そのままレギュラーメンバーに。


結果的に、オーナー&あたるが好みだけで選んだ子を入れる、という原則を破って入れた唯一の例となった。


※ちなみに野良猫一時預かりは病気感染が心配で以後断念。


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■経歴

2005/05/31 誕生。
2005/07/18 ねこのみせ加入。
2005/11/23 ヴィクトリカの第二夫人に。
2006/01/27 5猫出産。
2006/04/下 5猫が里子に。
2006/05/31 1歳の誕生日。

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2005/07/19 【ねこのみせ】に来た日。

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2005/07/20 一晩経って落ち着いた。

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2005/07/24 ご飯中。白玉がよく見守っていた。

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2005/07/25 ケージから出した日。白玉・にしんと一緒で、ちょっと緊張。

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2005/08/06 にしんと。一緒に遊ぶのが苦手らしい。このあと一人遊びに。

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2005/08/10 茶太狼&にしんの間に挟まって。慣れてきたらしい。

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2005/08/18 お客さんのマンチカンを見つめる梅。
      威嚇する大猫相手に正座して対処できるくらい落ち着いてた。

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2005/08/21 半月遅れで入ってきたポルと。

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2005/09/** みんなと仲良く。

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2005/09/** 白玉とも仲良く。タマちょっと顔怖い。

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2006/01/29 産まれた子と。眼差しが母親。

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2006/02/23 妹:小夏と子供達と。

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2006/05/14 避妊手術後。ニクが。

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2006/07/29 自宅療養中。

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2006/09/03 娘:杏と。相変わらず警戒されてる。

ニックネーム ねこのみせオーナー。 at 14:03| Comment(5) | TrackBack(0) | ねこのみせ基本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
そうなのね、梅・・・。
かく言うワタクシも幸薄な身の上なので
猫事とは思えません・・・(T_T)
今後お店に行く時は、愛情を一杯注ぐからねぇ〜〜〜、梅!
Posted by kyoko at 2006年11月28日 17:12
梅も本当はいい子なのに威嚇ばっかりするから損するんだよ〜
何だか小学生の頃に見た大映ドラマに出てくるような不良少女役がぴったりな感じですね。
始めは攻撃的でどうにもならない薄幸の少女が
温かく見守ってくれる人に出会ってだんだんと
心を開いてくるような。
梅もいつか心を開いて素直になれるといいね
Posted by 白玉ちゃん&チョフ君の一ファン at 2006年11月28日 19:38
えぇ、彼女の娘のしましま様には、日々踊らされております……。

粗相にもめげず、噛み噛みにもめげず、腹の上に突如として落ちてくる3.5kgの物体(重力加速あり)にもめげず、日々甘やかしていたらとんでもない姫猫が誕生しました。
今もダンボール箱の解体にいそしんでおります。
Posted by 葉月 at 2006年11月28日 20:59
梅と夏があべこべになってる箇所がいくつかあるんですが…

それにしても猫ってこんなに人間味のある生き物だったのですね…とこの記事を読んで思いますた
Posted by 黒 at 2006年11月30日 10:02
二カ所ありましたね。修正しておきました。

それにしても長文紹介になってしまった...
茶太狼の3倍くらいの扱いだ。
Posted by ねこのみせオーナー。 at 2006年11月30日 16:07
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