2009年09月10日

生後二週間の仔猫を店に出す件

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あかねこさんに頼んでいた、猫カフェMAPがβ版完成。データ修正を施して、完全版にします。


ところで新店情報を探して2chの猫カフェスレを見てたら、【生後二週間の仔猫を店に出す件】について話が出てたので、今回はそのネタで。数ヶ月前に書きかけのネタでもあったんで、ちょいいじって出します。


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先日、とある猫カフェの方が来られた時のこと。


 「こないだ、信じられないこと聞きまして」
 「どんな話ですか?」

 「生後二週間の仔猫を出してるお店があったんですが」
 「あ、すみません。うちもです」


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言わずと知れた三代目アイドル:ポッキー。
元は捨て猫で、拾い主さんが自宅で飼えず、緊急避難的にウチに来たんですが、まあ見ての通り、よちよち歩きの赤ちゃん。当然、目が離せません。目が離せないって事は一緒にいなきゃいけないって事で、夜は自宅、昼はお店に連れてってました。昼、自宅には誰も居ないので。


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捨て猫で、移動を繰り返したので体力が落ちてるだろうと、当初はこんな張り紙付けてケージに入れてましたが、拾い主さんの友人が頻繁に様子を見に来るので、そのときにはケージから出してあげてました。ミルクあげたり、寝かしつけたり。
元々この子、里親捜し協力で預かってただけなんですね。なので、拾い主さんの周囲も、出来る限りお世話しようとしてくれてました。


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※ミルクを飲んでくれず、悪戦苦闘中の図。


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そんで、ミルク飲んだらポッキーも眠くなりますわな。


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手や膝上で寝て、起きたら探検しますわな。
で、他のお客さんにも馴染んでいったと。
ウチの場合は、そういう流れでした。



ただ正直なところ、生後二週間の猫をお店に出すのは怖かったですね。
仔猫は病気になりやすく、しかも母乳で免疫を貰ってない捨て猫です。何時体調が悪くなるか予想も出来ませんし、そういう意味では、自宅に置いといて、帰ったら冷たくなってたなんて悪夢が無い分、お店に置いた方がベターでしたが、お店に置いたら置いたでストレスかけないかなと不安でした。ストレスで抵抗力がガタ落ちするのは人間と同じですから。

なので、ケージは自分たちの席のすぐ横に設置。常に視界に入るようにしてました。
手がプルプルした!痙攣か!?と思って駆けつけたら


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あくびしてただけという、そんな冗談のような話も。

もっとも、生後三週間程度でお店に連れて行く、というのは、それ以前にもチョフ・シェーブル・シマシマーズ(梅の子供)達でやってたので、お客さんが仔猫に触らないようにする、ストレスをかけないようにする、というノウハウは充分持ってました。

とはいえ、今後も生後二週間で店に出すかと問われれば、少なくとも池袋299では100%無しと答えます。

299は客層が違う点がひとつ。
町田ねこのみせは素朴なお客さんが多く、猫に負担をかけないよう、声をかけなくても配慮してくれます。池袋299にもそういうお客さんは多数いますが、猫に負担をかけてしまうお客さんもまた多いのが現実です。

先日も抱っこ禁止の299で、「抱っこできないの?」とずっと仰ってたお客さんが、「スタッフ見てないから、今よ今」と言って抱っこしかけたという報告がありまして(別のスタッフがフォローしてくれたので未遂でしたが)、つくづく客層の違いというものを思い知らされました。

もうひとつは、お店の構造ですね。
町田は店の隅までスタッフの目が届きますが、池袋はそうもいきません。目が届かない以上、やはりなにかされないか不安になってしまいます。


では町田ならやるのかというと、これまた事情が変わってまして。
以前はあたると二人でやってたので、片方が接客してても、片方が仔猫をチェックできてましたが、現在は一人で運営する時間が多く、目が行き届かない時間がどうしても出てきました。また、夜は一緒に寝て暮らしてた自分たちと同じくらいの愛情を、昼間だけのスタッフさんに求めるのも無理があるというのがもうひとつ。

そしてあと一つが、昼間店に連れていく必要がなくなった、という点です。去年、私とあたるがスタッフ引退して自宅に居るようになったからです。


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ともあれ、生後二週間の仔猫を店に置いとくのは難しいですね。
ウチの場合は、自宅に置いておけないという事情があったのと、体力的にタフな子が多かったので、やれた事だと思いますという話をしたら

 「そうだったんですかー」

と、冒頭の某猫カフェの方。

 「だったんですよ。でも、ねこのみせがやってるなら、
  って真似するお店が出てくると困りますね」
 「あ、某店がそのクチだそうです」

 「マジっすか」
 「ホントです。なので信じられない、何かの間違いかと…」

という訳で、こういう記事をつらつら書いてたんですが、なかなか難しい問題なのでお蔵入りさせてました。


ちなみに、お店に出すのは体力的に難しい、と判断して、お店に出さず、自宅で育ててた子もいます。池袋組の捨て猫【えこ】と【シーサー】です。このふたり、結局お店に出す前に、ぽっくり亡くなってしまいました。
【えこ】は生後三週間、【シーサー】は生後二ヶ月。
【夜露】はウチに来る当日朝に亡くなりましたね。生後三週間でした。


■余談
ポッキーが異常に人懐っこいのは、小さい頃からお客さんに育てられたため、というのは、おそらく事実です。ただ、それも色々な要因が働いてます。単純に生後二週間で店に出せば人懐っこくなる、という訳ではありません。
親兄弟不在、大事にしてくれるお客さんたちの存在、乱暴に扱いづらい容姿性格と、いろんな要因があります。

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このお客さんなんて、手が震えてそうですね。

 「ねねね寝ちゃいましたけど、どどどどうしましょう?」

こういうお客さんがいるからこそ、ポッキーも可愛く育ったという訳で。いまは、あがりがその座を半分奪ったので、ポッキー不機嫌と、そういう訳でございます。

ニックネーム ねこのみせオーナー。 at 15:44| Comment(1) | TrackBack(0) | TIPS | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする