2009年05月18日

猫カフェ高額経費第3位

いきなりですが、すみません。
【猫の医療費】にコメント貰って気づきました。

猫カフェの経費シリーズ。
一週間後に書くと言いながら、4ヶ月ぶりです。
いやいや、いろいろありまして。

前回【猫の医療費】の趣旨は【低額に抑える事も出来るけど、病気になったり老齢になったら凄いお金かかるよ?あと、猫カフェは医療費や餌代がかかるだろうって言われてるけど、もっとお金かかる経費があるよ?】って事だったんですが。
読み方によっては【猫カフェは医療費かかんないから楽勝、みんなバンバン作れー】と書いてる風にも取れる、と複数の方からご意見貰ったので、さてどうしよっかと考えてるうちに4ヶ月が過ぎましたと言い訳完了した所で続き。


前回予告では【猫医療費を上回る、猫カフェ最大の経費とは?】がお題だったのですが、若干あっさりしすぎるので、もったいぶって次の三連作とします。


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■猫カフェ経費三大巨頭 シリーズ第一回

 【高額経費第3位 意外な金食い虫 消耗品費】

NHKスペシャルっぽいのは気のせい。


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 ※水飲み機。気に入ってたが1年で退役する羽目に。


■消耗品費とは?

1年以内に壊れるか使い切ってしまう10万円以下の小物。コロコロテープや猫おもちゃがその代表格です。ならば一ヶ月数千円程度じゃない?と思うのが一般的な感覚ですが、実態は少々違います。

ねこのみせでは月平均10万円前後。月によっては20万円を超す事もあり、池袋299に至っては50万円超えも珍しくないという、凄まじい金食い虫なのです。

では、一体何にそんなお金がかかるか、書き出してみましょう。


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 ※私愛用の椅子。開店半年後、廃品に追い込まれた。


■廉価な日常消耗品

まず、ティッシュ・トイレットペーパー・各種清掃薬剤など通常のカフェで必要なもの。ここまでは月額数千円レベル。

続いて猫カフェ特有の消耗品。コロコロ・消毒用アルコール・脱臭剤・洗浄用ケミカルなど、これらも大量に消費するものの月額数千円レベルです。

意外かもしれませんが、猫用おもちゃが結構な額いくことあります。お客さんからの寄付寄贈があっても、猫が好きなおもちゃほど短時間で壊れるため、補充が必要です。華奢なものは10分、耐久力のある高額品でも一週間もちません。とはいえこれも月額数千円レベル。


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 ※ラグマット。購入数ヶ月後、一ヶ月にわたる小梅粗相攻撃で沈没。


■猫の汚損が引き起こす消耗品費高騰

そしてここからが本題。
猫が粗相して捨てざるをえなくなった、猫ベッドやカーペットや布材の代替品。これが万単位に跳ね上がる大きな要因です。

そんなにすぐ駄目になるの?という疑問もあるでしょうが、いやいや、これが結構厳しくて。最初にやられたのが小梅が不機嫌になった時だったんですが、毎日ラグマットに粗相かますんですね。洗濯してもクエン酸で処理しても日光消毒しても何やっても駄目で、結局廃棄に至りました。同様の問題で初代コタツ敷も死亡。猫ベッドも多数死亡。

猫も人間と同じで、多数集まれば必ずトラブルが起きます。学校然り職場然り。
そうなると八つ当たりされるのが布系アイテムで、粗相水没というのがパターン。勿論、不機嫌になっても粗相しない子もいますが、その場合は他の子に喧嘩売ったり飼い主に当たったりと別の意味で困った事になります。

そして何より困るのが、一度粗相食らうと高確率で常習攻撃対象になる点です。どんな高額品でも、猫は手加減してくれません。泣けるのは大型カーペットでしょう。やられる確率は低いのですが、一度食らうと洗濯機で洗えず、風呂場で苦労して洗う羽目に陥ります。ウチでは自宅3畳カーペットが茶太狼の欲求不満攻撃数発で死亡、ホットカーペットが同じく茶太狼の欲求不満で被弾しています。
何より一番泣けるのは羽毛布団です。数万する布団だろうが、不機嫌な時はおかまい無しで一撃。中には飼い主にあてつけで粗相する子もいます。

勿論、洗って済ます方法もありますが、長くはもちません。猫と店内環境を重視すれば、勢い入れ替え頻度と消耗品費が高騰していきます。

ラグマット・猫ベッドは数千円、カーペットは数千円〜数万円、羽毛布団は数万円(数十万するのもあります)。年間だと十万単位は堅いところ。

※布材を多用しない猫カフェさんはこれに当てはまりません。塩化ビニール系や合板系を愛用すれば、こういう悩みからは解放されます。

※ちなみにウチでは2回ほど羽毛布団にやられましたが、常習化は防ぎました。方法は、【怒らせたら怖い人間の匂いがたっぷり染み込んだ衣類を羽毛布団の上に置いておく】です。

※粗相する子はさほど多くありません。
茶太狼:オーナーが他の子を可愛がってると嫉妬して一撃。
小梅:粗相すると構ってくれると思ってた一時期実施。
トイレ躾時期の仔猫:誤爆注意。
現在は茶太狼だけ。


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 ※猫マンションとして活躍したコレ。三ヶ月で壊れ始めた。


■破壊王への請求書

頻度は落ちるものの、馬鹿にならないのがコレ。
猫ベッドをガブガブ噛んで破壊、猫ちぐらを上から乗り潰して破壊、ランドリーボックスが重量オーバーで破壊など、猫がお気に入りのものほど早く壊れます。大抵数ヶ月。頑丈そうなキャットタワーも、天井つっぱりタイプは大抵一年もたずにピサの斜塔状態になるのが相場。

これらもギリギリまで使えば年単位で持たせる事も出来ますが、見栄えを考えると短期間で入れ替えせざるをえません。もっと大事に使おうぜ…といっても、猫と子供は壊すのが仕事です。

金額は1点数千円から数万円。年間数万から十万単位を覚悟した方がいいでしょう。
ものを少なくすればこの出費は減らせますが、店内が殺風景にならないようバランスを取るのが難しくなってきます。


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 ※輸入品ソファ。半年で表地が破損。ソファカバー作って延命中。


■意外とかかる店内設備の追加・更新

空気清浄機に脱臭機、加湿器、家具類。意外にお金かかるのがこれら店内環境改善アイテムです。開店当時にある程度揃えていても、思ったより不足を感じるのがこの部門。

例えば開店当初1台だった空気清浄機。猫増加に合わせて半年で2台になり、酷使がたたったのか脱臭機能が衰えたので、脱臭機を2台追加、加湿器も増やし…と、代替わりを含めれば4年で30万くらい使ってます。

ソファ類も、猫が爪研いだり暴れたりで痛むのが早く、1年もたないケースもあります。特に木製布製家具備品は匂いを吸うため、いかに匂いの少ない猫とはいえ、数年に一度は交換しないと獣臭漂う店になる可能性があります。これらは下手すると数十万単位。年で割ってもかなりの額になります。

これらは店が大規模であるほど金額が跳ね上がります。池袋299の消耗品費が高いのも、これが主な原因です。

※ここから先は消耗品の範囲外になりますが。
もしかすると、猫カフェは内装を時々一新する必要があるのかもしれません。
ねこのみせは開店後1年で改装しましたが、それから3年目が経過する現在、時々入り口で獣臭がするようになりました。猫を飼っているお宅も、やはり歳月と共に獣臭がついてくるそうです。客席に居れば何ともありませんが、脱臭機や脱臭剤にも限界があるかもしれない、という考えも織り込んだ方がいいかもしれません。


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 ※コタツ敷。小梅様の攻撃によりラグマット同様死亡。


と、最後に怖いこと書いたところで今回は終わり。まだこれ、三大経費の第3位ですからね。猫カフェやるのも甘くないですよーといった所で終了。


「そいつあ違うぜ!」とか「その話には同意できんな」という事があれば遠慮無くコメントかメールかトラックバックください。
いや、なんか面白い方法や意見があったらこの記事もバージョンアップできていいなと。

ニックネーム ねこのみせオーナー。 at 20:25| Comment(2) | TrackBack(0) | TIPS | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする